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「X]に研修後記を掲載しております。

最近「ウェルビーイング」という言葉をよく耳にしませんか?
人格を高めるマネジメント塾の本質はご縁のある皆さまにウェルビーイングになっていただくこと!
ということで、ウェルビーイング(=幸せ)についてお話させていただきます。

今回のお話

  1. ウェルビーイングってなに?
  2. ウェルビーイングによって何が変わる?
  3. ウェルビーイングを実現する「Ikigaiモデル」

1.ウェルビーイングってなに?

ウェルビーイング…
WHO憲章では「身体的、精神的、社会的に完全に良好ですべてが満たされた状態」とされています。
身体的:心身が健康で
精神的:心の豊かさ・幸福・感情としての幸せがあり、
社会的:社会の良好な状態を作る福祉があるという
ハード・ソフト・環境面、三方良しの状態です。

さて…これを見て皆様はすぐに理解できました?
私は「心の豊かさ・幸福・感情としての幸せ」は生涯をかけて取り組むテーマだと思っていたので、そんな簡単に言われても…という気持ちになったのですが、様々な方が「幸福」のありかたについて分析してくださっているので多様な視点から三つほど紹介します。

① 甲本ヒロトさん編
甲本さんは以前、

「今の状況を幸福だと思える心を持った人が幸福なんやな」

とおっしゃっていました。
真理なり…「今」を幸せに感じる心持ちを手に入れられたら、いつでも幸せが手に入りますね。
・空腹のときに食べられて幸せ
・隣に〇〇がいてくれて幸せ
・お風呂に入ることができて幸せ…と。

② 臨済宗大本山 円覚寺 管長の横田南嶺さん編
横田老師は 管長日記「何があれば幸せか」にて

「有り難いということは、そのものを無くすか、無くしかけて初めて気がつくものであります。
失って初めて知る尊さを失う前に知るということは容易ではありません。
私たちが修行道場というところで、あえて何も無い中で、厳しい過酷な環境で修行するのは、今まであたりまえだと思っていたものを一度すべて奪うことによって、大事なことに気づかせる為なのだと思います。」

とお話してくださっています。
あぁ、そうだな…と共感される方も多いのではないでしょうか?
私も登山を始めてから、
・普段の外出で重いリュックを持たずに出かける身軽さ
・お手洗いが整っていること
・歩道が整備されていること
・飲み水がすぐにあること
・お腹が空いたらすぐに食べられること etc…
に、ありがたい・感謝(=幸せ)を感じるとともに「あたりまえ」のことなど何一つないと思うようになりました。
そう考えるとありがたいことが、果てしなく広がりますね。
皆さまのありがたいことは何ですか?

③ アメリカの心理学者 マーティン・セリグマン氏編
彼はウェルビーイングの5つの要素「PERMA」として次のようにまとめてくださっています。

あー、なんか分かるかも…
ではないですか?

甲本ヒロトさん、横田南嶺老師のお話を理解した後ですと、
「物事をポジティブに感じる心持ちで過ごしながら、熱意をもって集中できる時間をもち、他者との良好な関係性を築き、人生の意義と達成感を感じて過ごすこと」と捉えられるかと思います。

2.ウェルビーイングによって何が変わる?

「ウェルビーイングに過ごせすこと」=「幸せな生き方」です。
では、幸せ生き方にどのような効果があるのか、エビデンスをご紹介させていただきます。

① ビジネス面の効果
ハーバードビジネスレビュー「幸福の科学」によると、
 ●内側から出てくる内発的な動機によるものなので燃え尽きることなく、たゆまぬ学習意欲に繋がる
 ●成果を出して充実感を得ることが出来、会社と自身の将来を切り開く熱意がある
 ●創造性が3倍高い、生産性が1.3倍高い、売上は37%高い、欠勤率・離職率が低い
といった効果が成果として挙げられています。

ちょっと飛躍しているかもしれませんが、リーダーは指揮命令で人を動かすのでなく、感情に働きかけて内発的動機のスイッチを入れることができればOK!それによって自発的に会社の未来を切り開いてくれるので、指揮命令よりも大きな成果が見込まれるといえますね。
その分、リーダーは他の部分に注力できるので、お互いがWell-beingになること間違いなしです。

② ご長寿効果/Ikigai
Tedで多くの方がウェルビーイングについてお話されていますが、ダン・ビュイトナー氏は長寿を誇る4つの地域(=ブルーゾーン)を調べ、そこに共通するものをあげています。
その中で沖縄の長く幸せに生きるための哲学として「Ikigai(生き甲斐)」を挙げ、最期まで至福の時を与えてくれるものであるとしました。
つまり、幸せであることは長寿に繋がっているといえます!

3.ウェルビーイングを実現する「Ikigaiモデル」

最後にウェルビーイングを実現していく際にお勧めの「Ikigaiモデル」をご紹介させていただきます。

STORY SHOTS 「HOW TO FIND IKIGAI」

こちらを見ながら、
・私の好きなことは何だろう?
・私の得意なことは何だろう?

この二つが重なる情熱を傾けられるものは何だろう?
是非考えてみてください。

私はこれを「スキトク」と呼んでいます。
「スキトク」を考えるのはとっても楽しいことです!
就職前の学生の皆さんであれば、学生の間に沢山経験して「スキトク」をみつけることに注力してもらいたいと思いますし、社会人の皆さまには多くの経験から生まれる「スキトク」を思う存分探して自分の中にふつふつ湧き出る情熱を満たして幸せ感をマシマシにして頂きたいと思います。
「スキトク」の情熱はマインドフルネスになります!

「スキトク」に力を注ぐ過程で、「社会が求めているもの」と一致したり、「収入に繋がるもの」があるかもしれません。
すぐに4つが重なるものを見つけることは難しいと思うのですが「〇〇している私は幸せ」と意識して過ごしていくことは 、
PERMAモデルの
「Positive Emotionポジティブな感情」、
「Engagement 物事への没頭・集中」、
「Meaning 意味・意義のあること」
を満たします。
また、目的を見つけたなら「Accomplishment 達成感」、
人とのつながりが出来たなら「Relation 良好な関係性」をも紡ぎます。

Ikigaiモデルの有効な使い方について多くの方が解説しておられますので、色々と参考にされることもお勧めいたします!

皆様のウェルビーイングが最高に満たせますように(^_-)-☆

最後までお読み頂いて有難うございました。

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