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「X]に研修後記を掲載しております。

「心理的安全性」「エンゲージメントの高い職場作り」などが声高に叫ばれるようになった今、マネジメントに求められる資質は、これまでの経験やスキルとは変わってきていると感じる方も多いのではないでしょうか。

ちまたには、
「Z世代との付き合い方」
「エンゲージメントな職場の作り方」
「1on1スキルを磨く」

はたまた
「部下が変わらないのは何故か」
「ゆるい職場で離職する新人たち」

といった言葉があふれています。

一方、マネジメント層へのタスクとして、
日々の戦略や采配、数値を追わざるを得ない現実をふまえると、

・こうしてほしいのに動いてくれない!
・何故報告ができないんだ!
・何故理解できないんだ!

と、会社から結果を求められるがゆえの部下への「なぜ」があふれる事も多いと思います。

このようなプレッシャーとタスクのズレに思うようにいかない歯がゆさから、部下への怒り、焦燥感、無力感へと向かうこともあります。

参考までに、2022年のリクルートマネジメントソリューションズ調査「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査」をご紹介します。


◇会社の組織課題

図表_会社の組織課題(2022年)

◇管理職に期待していること

図表_管理職に期待していること・管理職の役割

◇管理職層の困っていること

図表_【管理職層】困っていること
■出典:リクルートマネジメントソリューションズ
「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査2022年」
https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000001100/?theme=manager,career


組織課題の内容が深刻な中、管理職層に求められることは、「メンバーの育成」と「業務改革」であり、そのまま困りごと(課題)に繋がっています。

これまでの調査をふまえると2年前くらいから「目標達成・業務完遂」よりも「業務改革」に意識が向いてきているようです。
状況変化が激しい状況の中、目標だけにとらわれず、業務改革を推進していくことが喫緊の課題になっているものとみております。

実際、
・他社の開発スピードに追いつかず方向転換せざるを得なくなった
・気付いたら顧客が他社の製品を担いでいた
・他社に優秀な人材が流出している
といったようなことも表出してきているのではないでしょうか。

この状況が、最初にお伝えしました「プレッシャーとタスクのズレ」に繋がっているのではないかと推測いたします。

ちなみに、困りごとTop3へ求めるサポートは、

困りごと1位「業務改善」へのサポート要望

  • 外部の専門家によるコーチング 31.9%
  • 同部署の上司や部下が代わりにその業務を担う 30.6%
  • 研修などでのインプット 6%

困りごと2位「メンバーの育成」へのサポート要望

  • 研修などでのインプット 28.8%
  • 上司や人事からの具体的なアドバイス 25.8%
  • 管理職同士の情報交換の場の設定 21.2%
    同部署の上司や部下が代わりにその業務を担う 21.2%
    外部の専門家によるコーチング21.2%

困りごと3位「目標達成のための業務推進」へのサポート要望

  • 上司や人事からの具体的なアドバイス 30.2%
  • 管理職同士の情報交換の場の設定 24.5%
  • 同部署の上司や部下が代わりにその業務を担う 22.6%

という結果でございました。

皆様ご自身の感覚と比べてどうですか?

外部コーチング、研修によるインプット、管理職同士の情報交換どれも効果的だと思います。
皆様はどのように考えますか?(ご意見、聴かせて頂きたいです!)

当社では、
変化が速く正解がだれにも分からない時代だからこそ、
多様なメンバーが率直に意見を出しあえる 組織への変革が必要と考えています。

それは、チームメンバー全員が「伝えあえる」環境。
そのために必要なことは、「受け入れる」柔軟性と意識改革。

   これまで             これから

正確さ、スピード   →    模索、挑戦、失敗から学ぶ

指示通り       →  変化をとらえ、創意工夫する

トッププダウン    →  様々な視点からのアプローチ

逆らわない・無難   →  様々な意見を受け入れ調整していく

上司が部署の要となって、関連部署・部下への指示を行っていたこれまでの組織に必要なのは「ボス型」のマネジメントでしたが、

部署内の多様なメンバーが率直に意見を出しあえる 組織への変革に必要なものは「コーチ型」のマネジメントといえます。
この移行が進めば、部下はタスクをこなす作業者から多様な意見を提供するチームメンバーへと変わっていくはずです。

皆様に「コーチ型」マネジメンを遂行頂くにあたり、

「社員が気持ちよく働ける職場作りができる人格(気高さや上品さ、他者との関わり)」を磨き、この人と一緒に何を成し遂げたいと思ってもらえるようなお人柄になっていただきい!

そのために、まずはご自身が十分に満たされること、そのうえで皆様の部下が成長していくためのコーチになるようなスキルや考え方を醸成頂きたい!

このお人柄とコーチスキルの醸成を目的に「人格を高めるマネジメント塾」を動画・ブログにてご案内させていただきます。
共に学び深めたいと思って頂ける方、是非お付き合いをよろしくお願いいたします。

企業向け研修はこちらです。

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