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「X]に研修後記を掲載しております。

当カンファレンスにご縁を頂き司会をさせて頂く事となった。
ご縁とは以前勤めていたIT関連会社の上司からの声がけである。
久しぶりに元上司・先輩と一緒にお仕事する機会を頂いた。

退職後は、ヒューマンスキル系の研修がメインであり、IT関連企業での仕事はあれど、IT研修がメインだった頃と比較すると、IT業界への理解は薄くなっているといえる。

そんな理由でIT業界の団体が主催するカンファレンスには不安もあった。
オファーを受け、「やります!」と即答してしまったものの、こんな私が司会をしてよいのだろうか、と。

しかし、カンファレンス初日、前デジタル大臣の牧島かれん様の講演が終わる頃、その不安は杞憂だと確信した。

講演が面白い!ITから離れて久しい私にもめちゃくちゃ分かるのだ!
日本のIT化状況は危機的であるとデータによって明かされる。
そして迅速(と私は感じた)に対応を進めていることも知った。

また、モデレータ木田さんの質問により、当たり前が当たり前ではないということに気付かされたという話があった。
例えば「モントリ」という言葉。
官僚出身者であれば、当たり前に使われる用語「質問取り」のことらしい。
議員が国会などでどのような質問をするのかを事前に確認するということらしいが、もちろん聞いたことはない。
当たり前はないという前提と、バディ制導入や1on1ミーティングなど様々なアクションがデジタル庁でのコミュニケーションをスムーズにしているようだ。

「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を目指すデジタル庁の採用情報はこちら↓
https://www.digital.go.jp/recruitment/career/

当たり前という価値観がコミュニケーションをこじらせることは多くの方が体験済みだろうが、「当たり前などない」という前提共有で越えられる壁は多いと思う。
途中ご紹介いただいた課題解決のためのアクションは必見である。

また、ベテラン議員はデジタル政策に苦手意識があるといったステレオタイプの見方は好ましくないといった話もあった。
仰る通りである。

最後に頂いた
「デジタル政策はデジ(タル)庁だけで完結できるものではなく、民間の皆さん、国民お一人お一人が頑張ろうっていう気持ちがとても大事だと思っていますので、是非これからもご協力お願いします」
のお声には、つい
「一緒に頑張らせて頂きたいと思いました」
と両拳を握りしめて発してしまった。

司会という領分を越えて予定にないことを言ってしまい申し訳ないという反省と高揚感
実は、この後の講演も万事がこの状況で全てが分かりやすく前のめりになる面白さなのである。

・DXとは
・リスキリングとは、その支援は
・新たな時代の人材育成とは
の疑問を包括的に理解させてくれるカンファレンスであった。

講演者皆様のお人柄がとても素晴らしく、人格者というのはこういう事なのだと学ばせて頂いたことも補足しておきたい。

最後になりますが、iCD協会の皆様、Aトラック・Bトラックで共に励ませて頂いた皆様、有難うざいました。
心より御礼申し上げます。

<ご参考>

◇学びDX(Manabi-Deluxe)
https://manabi-dx.ipa.go.jp/

◇iCD協会のホームページ/アーカイブ配信の申し込みができます
https://www.icda.or.jp/icdconference2022/

※ アーカイブ配信予定
  2022年12月19日(月)12時~2022年12月31日(土)12時