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50代からの働き方と生き方に寄り添うカウンセラー

30代、40代と、仕事に精一杯取り組んできた。
会社から評価され、周囲から頼られ、多少の無理なら何とか乗り越えてきた。

けれど50代を迎えると、体力や心の状態、会社での立場が少しずつ変わってくる…
そんな思いを、誰にも話せないまま抱えている方も少なくありません。

今回お話を伺ったのは、そんな50代の気持ちに寄り添う心理カウンセラー、池上義明さんです。

穏やかな笑顔と柔らかな語り口が印象的な池上さん。
お話を伺うなかで、その優しさの奥には、ご自身も仕事や人生の変化に戸惑ってきた経験があることを知りました。

走り続けてきた30代、40代。その先に訪れる変化

30代、40代は、仕事にも体力にも勢いがあり、多少の無理をしながらでも前へ進める時期かもしれません。
成果を求められ、周囲の期待に応えながら、仕事に力いっぱい取り組んできた方も多いでしょう。

けれど50代を迎える頃になると、これまでと同じように頑張ろうとしても、心や身体がついてこないと感じることがあります。
会社で求められる役割や、周囲からの評価も、少しずつ変わっていきます。

池上さんも、会社員として約36年にわたり働くなかで、そのような変化を経験したといいます。
不動産会社へ入社したのち、社内ベンチャーとして立ち上がったスポーツクラブ事業に自ら手を挙げ、長年にわたり健康事業に携わってこられました。

30代、40代を振り返ると、自分の身体を顧みることなく、組織の中で結果を出すために走り続けていたといいます。
池上さんは、その頃のことを「アクセルを全開で踏み込みすぎた」と表現されていました。

そして50代になった今、
以前のように動きたくても、動けない。
それに伴って、周囲からの評価や立場も変わっていく。

50代は、さまざまな変化が重なる時期

50代になると、仕事だけでなく、家庭や身体にもさまざまな変化が重なります。

会社では、役割や立場が変わる。
家庭では、親の介護や家族の問題が出てくる。
身体にも、若い頃とは違う変化が現れる。

責任感が強い方ほど、そんなときにも誰かに頼ることができず、一人で抱え込んでしまうことがあります。

池上さんは、今の状況にモヤモヤしている50代の方について、こう話していました。

まだやれるという気持ちは、皆さん持たれていると思うんです。
可能性や「自分はできる」という思いがあるからこそ、モヤモヤしたり、一人で抱え込んで動けなくなったりするのだと思います。

「まだやれる」という気持ちと、変化した現実との間で揺れることが、50代ならではの苦しさの一つなのかもしれません。

まずは、思っていることを話せる場所へ

池上さんが大切にしているのは、最初から答えを出すことではありません。
まずは、自分が思っていることを、安心して話せる環境へ一歩踏み出すことです。

池上さんは、次のように話します。

自分が思っていることを、しっかりと話せる環境は、すごく大事だと思っています。
思いを言葉にすることによって、いろいろな気づきがあると思います。

頭の中できれいに整理してから話す必要はありません。
自分でも何に悩んでいるのか、何が苦しいのか、うまく分からないままでもよいのです。

話していくうちに、
「本当は、こんなことがつらかったんだ」
「自分は、こうしたいと思っていたんだ」
と、自分自身の気持ちに気づくことがあります。

池上さんは、ご自身の体験を振り返り、次のようにも話してくれました。

「口に出して、気づいて、一歩踏み出すことで、越えていける」
そして、その最初の一歩を一人で踏み出すのが難しい方に、寄り添っていきたい

最初の一歩は、自転車のペダルのように重い

自分の思いを誰かに話す。
一人で抱え込まず、相談してみる。
これまでとは違う方向へ、少し動いてみる。

変わりたいと思っていても、その最初の一歩には、大きな勇気が必要です。

池上さんは、その一歩を自転車のペダルに例えてくれました。

最初の一歩は、ハードルが高かったり、難易度が高かったりすると思うんです。
自転車のペダルをこぐときも、最初の一歩は重いですよね。
でも、一回回り始めると、ふらふらせずにスピードに乗っていけると思います。

相談することも、自分の気持ちを言葉にすることも、動き始めるまでが一番難しいのかもしれません。

けれど、一度その一歩を踏み出すと、自分の思いに気づき、これからどのような人生を歩みたいのかが、少しずつ見えてくることがあります。

その最初の一歩を一緒に踏んでいければ、その後はご自分で進んでいけると思うんです。

この言葉を聞きながら、池上さんは、相談することや変化へ向かうことへの高いハードルを一緒に越え、その人自身が自分の力で進み始めるまで、そばで支えてくれる方なのだと感じました。

「必ず、なんとかなります」

最後に、今、一人で思いを抱えている方へ、メッセージをいただきました。

今、いろいろとモヤモヤしながら、忙しい日々を過ごし、自分を押し殺して生活している方もいらっしゃると思います。
でも、必ずなんとかなります。
そして、皆さんには可能性があります。

「なんとかなる」という言葉は、使われる場面によっては、軽く聞こえることもあるかもしれません。
けれど私には、池上さんの言葉には、
「あなたの可能性はなくなっていない」
という、深いエールと強い願いが込められているように感じられました!


池上義明さんへのご相談・お申し込み

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インタビュー動画

池上さんご自身の言葉と、穏やかな語り口を、ぜひ動画でもご覧ください。


収録後記

池上さんと会話をしていると、何ともいえずホッとします。
それは、池上さんの穏やかな笑顔からくるものだと思っていました。
けれど今回お話を伺い、さまざまなことを乗り越えてきたからこその、慈愛に満ちた笑顔とお人柄ゆえと知ることができました。

自分の力で進み始めるまで……
「なんとかなる」と思えるまで……
その人のそばに寄り添うという言葉の奥に、生半可ではない覚悟のようなものも感じました。

「あなたは大丈夫」と心から信じてくれる存在がいてくれたら、どれほど心強いことでしょう。

池上さんの温かさと覚悟は、これからも誰かの支えになっていくと思います。
実際に相談するまでには至らなくても、この動画を見ることで勇気づけられる方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今、会社や人生の変化のなかで、自分の居場所やこれからに迷っている方に、池上さんの言葉が届きますように!

池上さん、貴重なお話をありがとうございました。

取材・文:原 良恵

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